生計の概要の書類は、世帯を同じくする家族ごとに作成します。
文字の記載を誤った場合は、取消線を引いた上で修正してください(修正テープ及び修正液の使用は不可)。
筆記具は黒インクのペン又はボールペンを使用し、「消せるボールペン(フリクションペン)」や「鉛筆」は使用しないでください。
動機書以外の書類は、パソコンを用いて作成しても差し支えありません。
生計の概要(その1)を作成する上での注意事項
収入
①年月日を記載します。
・日本の元号(昭和・平成・令和)で記載してください。
②氏名を記載します。
・氏名は漢字又はカタカナで記載してください。
➂月収を記載します。
・月収額については、申請時の前月分について、その手取り額を記載してください。
給与の場合は、税金等が給料天引きされている実際に受け取った・振込された金額です。
④種目を記載します。
・給料や事業収入、年金や仕送りといった何で得た収入なのかを記載してください。
⑤備考を記載します。
・給与及び在勤証明書の通りに勤務開始年月、会社経営者は登記事項証明書、個人事業主は、個人事業開業届を確認して記載してください。
・仕送りの場合は、帰化申請者との関係と氏名を記載してください。
⑥収入の合計を記載します。
・支出の合計と一致するように記載してください。
支出
⑦1か月の食費を記載します。
・備考欄は特に記載しなくて大丈夫です。
⑧住居費を記載します。
・賃貸物件に住んでいる場合は、賃貸借契約書を参考に記載してください。
・社宅に住んでいる場合は、備考欄に「○○円給与天引き」と記載してください。
・家を購入し住宅ローンを支払っている場合は、返済金の方に記載してください。
⑨教育費を記載します。
・備考欄は学校の学費や習い事、通信教育や書籍等を記載してください。
⑩返済金を記載します。
・備考欄は、住宅ローンや自動車ローン等を記載してください。
⑪生命保険等掛金を記載します。
医療保険や死亡保険、火災保険や地震保険等のことです。給料から天引きされている健康保険や厚生年金等はいれないでください。
⑫預貯金を記載します。
毎月貯金している金額を記載してください。
⑬その他を記載します。
毎月の水道光熱費や医療費、趣味や交際費等、少額のものをまとめて記載してください。
備考欄は、代表的なものを書き、末尾に「等」を付けて記載してください。
⑭空欄は、仕送りや海外送金、その他大きい支出金額がある方が記載します。
⑮支出の合計を記載します。
・収入の合計と一致するように記載してください。
主な負債
何もない場合は、「なし」と記載する。
⑯借入の目的を記載します。
・自動車の購入や住宅ローン等を記載してください。
⑰借入先を記載します。
・銀行の場合は、○○支店まで記載してください。
⑱残額を記載します。
・書類作成日現在の借金の残額を記載してください。
⑲完済予定を記載します。
・完済予定日を元号で記載してください。
生計の概要(その2)を作成する上での注意事項
不動産
法務局で土地・建物の登記事項証明書を取得してください。
①種類を記載します。
・日本にある不動産と外国にある不動産をわけて記載してください。(在日不動産・在外不動産)
・土地と建物はそれぞれ別個の不動産ですので、わけて記載してください。
土地の場合、登記事項証明書の表題部の地目
建物の場合、登記事項証明書の表題部の種類
②面積を記載します。
・土地の場合、登記事項証明書の表題部の地積の欄に書かれている数字を記載してください。
・建物の場合、登記事項証明書の表題部の床面積に書かれている数字を記載してください。
③時価等を記載します。
・おおよその金額で大丈夫ですので、妥当だと思う金額を記載してください。
④名義人を記載します。
預貯金
銀行・信用金庫等の残高を確認して記載してください。
⑤預入先を記載します。
・預金口座の銀行名や郵便局の名称を記載してください。
⑥名義人を記載します。
・通帳に書かれた名前を記載してください。
⑦金額を記載します。
株券・社債等
何もないときは、「なし」と記載してください。
⑧種類を記載します。
・所持する株券と社債の数と種類を記載してください。
⑨評価額を記載します。
・申請時の時価や評価額を記載してください。
⑩名義人等を記載します。
高価な動産
おおむね100万円以上のものを記載してください。
何もないときは、「なし」と記載してください。
⑪種類を記載します。
・貴金属や自動車(車種・年式・排気量)を記載してください。
⑫評価額を記載します。
・申請時の時価や評価額を記載してください。
⑬名義人等を記載します。
その他の書類
・「帰化許可申請」の書き方解説
・「親族の概要」の書き方解説
・「履歴書」の書き方解説
・「動機書」の書き方解説
・「事業の概要」の書き方解説
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