令和4年3月から、在留資格のオンライン申請のシステムが新しくなりました。
在留資格のオンライン申請は、令和元年から運用が開始されました。以前は外国人受け入れ企業向けのシステムであったため、行政書士は受任した企業ごとに利用登録しなければならず、スポット契約の多い当事務所には不向きでした。
今回の変更で、行政書士個人で利用登録が可能となったため、当事務所でもオンライン申請の利用を始めました。
オンライン申請できる人の条件が緩和されたことで、外国人本人が申請できるようになりました。また、オンラインで利用登録をすることができるようになったので、使いやすくなりました。
今回は、当事務所で初めて使って困った点と良かった点を紹介していきたいと思います。
使ってみて困った点
・申請書作成の時に入力した内容を、オンライン申請をする画面でもう一度ポチポチ入力していくことが手間であるように感じました。
・入力した内容は合っているはずなのに、エラーが出て、理由がわからず困りました。
・添付書類は入国管理局に郵送しますが、直接、申請書を提出しているわけではないので、本当に書類が届いているのか気掛かりです。
・入国管理局の窓口で申請をすると、在留カードの裏に「申請中」のスタンプを押印してもらいます。オンライン申請だと押印してもらえないので、不安に思ってしまいます。
使ってみて良かった点
・24時間365日申請を行うことができるので、私たちのタイミングで事務所から申請をすることができます。
・これまでは大阪や東京、名古屋などの管轄の入国管理局に週3日出向いていましたが、全国対応となったことでほとんど行かなくなりました。大阪入国管理局の場合、往復の移動時間1時間、待ち時間の2時間半の合計3時間半を節約することができています。
・申請書を印刷した書類で提出していましたが、オンラインの場合は紙に印刷する必要がないので、エコであると思いました。
システムが新しく変わり、最初は手間取りながらも、慣れるとスムーズに申請を行うことができるようになりました!
今後、またオンライン申請システムに変更があれば、使用してみての感想をお知らせしていきたいと思います。
令和4年3月以降のオンラインによる在留手続について|出入国管理庁
詳しくはこちらをご覧ください。
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