新行政書士事務所が開業し、3年が過ぎた頃のお話です。それなりに仕事も増え、一人でこなす業務量に限界を感じていた私は、さらなる発展のためスタッフを雇う決心をします。
雇用を決断する際、こんな経緯がありました。
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今回は、指導するということについて考えてみます。
はじめての募集はハローワークでした。
行政書士事務所の募集が珍しかったのか、募集から1週間で10人以上の応募がありました。その中から一人を採用しました。
この人は元は営業職で、一念発起して行政書士を目指して勉強中の方でした。それほど法律的な知識はあまりなかったのですが、若くてバイタリティがあり、営業センスは抜群でした。仕事はそれほど忙しくなかったので、雇いはじめた当初はじっくり仕事を教えることができました。そして、半年ほど経つと、仕事量が増えたこともあり、仕事を任せていくようになりました。
でも結局、その人は退職します。
今思えば、その時の指導はただ丸投げして荷物を背負わしていただけだったのではないかと考えるようになりました。そして、当時、自分は指導のつもりで言ってたことは、感情に任せて怒っていただけだったのかなとも考えます。
この時の私は、誰もが自分と同じ位働けると思っていました。その考えがこの後どう変わって今の自分があるのだろうか…。
定点観測はまだ続きます。